患者さんの指輪が外れない!手術室看護師が実践している対応方法

手術を受ける患者さんには術前訪問の時に、事前にピアスや入れ歯などの装飾品は外してもらうよう必ず伝えますよね。

でも、患者さんの中には指輪が外れない人も少なくありません。

指輪が付いていると電気メスの影響により火傷の原因になってしまうため、非常に危険です。

今回は、患者さんの指輪が外れない!手術室看護師が実践している対応方法についてお伝えします。

術前訪問で必ず装飾品の確認を行う

担当の外回り看護師が術前訪問に行くことが多いですが、術前訪問では患者さんに当日の説明だけでなく、装飾品の確認も行います。

手術当日は、ピアスやメイク、入れ歯、カツラなども全て外して入室してもらうため、インシデントを防ぐために必ず事前に確認します。

患者さんの中には、「入れ歯は手術室に入ってから外したい」「カツラは眠ってから外して起きる前には着けて欲しい」との要望を受けることもあります。

このような場合は、必ず病棟のナースと共有し、手術室内でも申し送りをして患者さんの私物の管理を徹底します。

指輪が外れない場合の術前の対応とは?

装飾品は全て外してもらうことが原則の決まりとなっていますが、中には指輪が外れないもいます。

指輪が外れない場合は、まず患者さん自身に外れるかどうか試してもらいます。

そして、看護師も手伝いながら外そうとしますが、それでも外れないことも多いです。

病棟の担当ナースと共有しておく

指輪が外れない場合は、必ず病棟の担当ナースに伝え共有しておくことが大切です。

手術当日になって外れないことに気付き、外そうとしているうちに入室時間に遅れてしまったということもあるので、必ず病棟にも伝えておくことが大切です。

そして、病棟ナースだけでなく手術室の師長、主任、麻酔科、主治医にも報告を行います。

病棟で外れるか試してもらう

指輪が外れない場合、病棟ではオリーブ油を使ったり、絹糸を巻きつけたりして外れるかを試すことが多いです。

それでも外れない場合は、手術室に外れなかった旨が申し送られます。

手術前に指輪が外れなかったら?

患者さんの中には、どれだけ頑張っても指輪が外れないことも少なくありません。

手術開始前に指輪が外れない場合、指輪が指の皮膚に食い込み隙間がない状態であれば、患者さんの了承を得て、リングカッターで切断することもあります。

しかし、皮膚の間に少しでも隙間がある場合は、指輪をつけたまま手術を行うことも少なくありません。

手術部位やドクターの指示によってはリングカッターで除去して手術を行うこともあります。

指輪が外れない場合は、入室時に申し送りを必ずしてもらい、ドクターや担当スタッフにも伝えることが必要です。

手術開始前にヤケドの危険性を説明する

指輪が外れない場合は、装着したまま手術を行いますが、患者さんに必ず、指輪が原因でヤケドをしてしまう可能性があることを説明します。

手術では電気メスを使用するため、金属である指輪を身につけているとヤケドの原因になってしまいます。

電気メスがヤケドの原因になるのはなぜ?

電気メスは電気の熱によって皮膚や体の組織を焼きながら切る機械です。

電気メスを使用するときは身体の一部に必ず対極板を貼り付けますが、これは、電気メスを使用した時に体内に流れる電気を体の外に逃がすためです。

電気メスによって体の中に入った電気は、対極版を通って体外に逃げていきますが、対極板以外の金属が体に触れていると、その部分に電流が流れてしまいヤケドの原因となってしまいます。

手術開始前にゴム手袋を使って皮膚を保護する

指輪が外れない場合、指輪をそのままにしておくと皮膚との接着面にヤケドを負ってしまう危険性があるので、皮膚を保護します。

ゴム手袋の第一関節部分を切って、輪ゴムの状態にして指輪と皮膚の間に挟み込みます。

ゴムは絶縁体として分類され、電気を通さない物質なので、皮膚と指輪の間に挟み込むことでヤケドのリスクを低くすることができます。

指輪と皮膚の間に完全にゴムが入り込むように保護することがポイントです。

手術前後の観察ポイント

指輪の間にゴム手袋の切れ端を挟み込んだ状態で手術を行いますが、あくまで応急処置でありヤケドをしないとは言い切れません。

手術中も指輪部分の観察を行い、皮膚の状態に変化がないか注意することが大切です。

手術終了後は、指輪の間に挟んでいたゴム手袋を外し、皮膚の観察を行います。

病棟ナースにはゴム手袋で保護しながら手術を行ったこと申し送ります。

手術室のイレギュラーの勉強にオススメ

手術室では指輪が外れないなどのイレギュラーなことが起こることもあります。

新人ナースはイレギュラーに対して焦ってしまいますが、冷静に対処することが求められます

この参考書では、手術室で起こる様々なイレギュラーの対処法について詳しく紹介されているので新人ナースの勉強にもおススメです。

イレギュラーが起きても対処法を身につけておく事で慌てずに済みます。

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