手術室で扱う持針器の種類と違いについて

持針器は手術の縫合時に使用される器械であり、使用場面や針の種類に合わせて使い分けが必要になります。

持針器の種類に合わせて針の選択も変わってくるため、基本を押さえておくことがポイントです。

器械出しに慣れるためにも持針器の扱いや種類について理解しておきましょう!

今回は、手術室で扱う持針器の種類と違いについてお伝えします。

手術で使用する持針器とは?

持針器とは、外科手術で使用される縫合針を把持するための器械のことです。

持針器の先端で針を把持し、主に創の縫合などに使用します。

持針器の特徴

持針器には丸針用と角針用などのように用途が決まっています。

例えば、持ち手部分が金メッキで加工されているものは、先端にダイヤモンド加工がされており針がしっかり把持できるようになっているなどの特徴があります。

使用場面に合わせて適切な持針器を選択し、針を確実に把持してドクターに手渡すことが必要になります。

手術で使用する持針器の種類と違い

手術室では様々な器械を扱いますが、主な持針器は次の3つです。

  • へガール持針器
  • ローゼル持針器
  • マチュー持針器

「名前だけを聞いてもピンっと来ない」と感じる新人ナースもいるかもしれません。

それぞれの持針器の種類と特徴について見ていきましょう。

へガール持針器

へガール持針器は主に丸針で小さい針を把持するときに使用します。

見た目はペアン鉗子と同じ形状をしており、柄の部分が短いものから長いものまで様々な種類があります。

手術部位に合わせて選択し使い分けを行います。

先端の把持面にはダイアモンドチップ加工が施されてるのが特徴です。

ローゼル持針器

把持力が強く、握って使用することが特徴であり、下部にラチェットが付いています

主に大きめの縫合針を把持して使用します。

マチュー持針器

湾曲した取っ手の見た目が特徴であり、握って使用します。

ローゼルと同様に大きめの縫合針に使用しますが、ラチェットの位置が異なるため見分けがつきやすいです。

手術によって使用する場面が異なる

へガール持針器やローゼル持針器など、持針器は手術場面によって使用する器械が異なります。

主な使用場面について見てきましょう。

へガール持針器

へガール持針器は主に丸針を把持し、血管や腸管などの柔らかい組織の縫合に使用されます。

開腹手術では、腹腔内の操作ではへガールをメインで使用するので、ローゼルと間違えないようにしましょう。

ローゼル持針器・マチュー持針器

ローゼルやマチュー持針器は、皮下、筋層、皮膚の角針が必要な場面で使用されます。

閉創の角針の場面で使用されるので、へガールと間違えないように注意が必要です。

私も新人の頃はヘガール持針器で角針を噛んでしまい、ドクターに怒られた経験があります。

手術器械の扱いを理解するために

手術室で扱う器械は数も多く、覚えられず悩む看護師も多いです。

手術器械を使用場面に合わせて適切に選択することは、器械出しの技術になります。

器械の使用目的を理解して、正しい扱い方法を身につけることが必要です。

積極的に色々な手術を見学することで、器械の使用場面などを勉強することができますよ!

手術器械の勉強にオススメ

手術で使用する器械は名前と使い方だけでなく、目的も合わせて理解しておくことが必要になります。

器械を覚えるときは、イラストを描いて特徴をしっかり押さえておくことが大切です。

この参考書では、今回紹介した持針器についても詳しく紹介されているので理解しやすいです。

持針器だけでなく手術室で扱う器械について載っているので、まとめて覚えることができ勉強に活用できる1冊となっています。

書き込んで覚えることができるので、新人ナースにオススメです!

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