手術室で働いている人の中には、オペナースになることが目標ではなかった人もいるのではないでしょうか?
でも、配属されて働いてみると意外に合っているかもと思った人もいると思います。
逆にオペナースになりたくてなったけど、イメージと違ったと感じている人もいるかもしれません。
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手術室で働くことになったきっかけは?
オペナースの中には、手術室希望で配属された人や希望ではなかった人など、様々な理由で働いている人も多いと思います。
気になる手術室で働くことになったきっかけですが、手術室で働いている看護師の半分ほどは希望ではないことが多いです。
意外にもたまたま配属されてそのまま働き出したという人も多く、働き出してから楽しくなったと感じる人も少なくありません。
また、逆に手術室で働きたくて看護師になった人も多いです。
オペナースになって良かったこと
オペ室で働くきっかけは人それぞれですが、オペナースになって良かったこともあります。
解剖に詳しくなれる
手術室で働いていると解剖などの知識も必要になり、実際に手術を通して知識を身につけることができます。
また、検体の組織に触れる機会もあるので、病棟では体験できない貴重な経験ができます。
実際の臓器を見ることができるのは、手術室でしかできないことです。
何が起こっても冷静になれる
手術室では大量出血や術中の急変などイレギュラーなことが起こりますが、常に冷静に対処することが求められます。
特に器械だしが慌ててしまっては手術が進行できないので、冷静に対応する必要があります。
手術室で働いていると何事に対しても冷静に対処することが身につきます。
気が利くようになった
器械だしはもちろん、外回りであっても常に先を読んで行動することが身につくので、気を利かせて動くことが求められます。
仕事中だけでなくプライベートでも先回りをしてしまい、気が利くと言われる場面も増えます。
気が利くと言われると女性としても印象が良く、嬉しいですよね。
オペナースになって後悔したこと
オペナースになって良かったことはたくさんありますが、逆に後悔したこともあります。
オペナースになって後悔したことを見ていきましょう。
長時間立ちっぱなしで体力的に辛い
手術室は術中は常に立ちっぱなしになるので、体力的に辛い時も多いです。
特に長いオペの場合は、10時間以上になることもあるので、ずっと立ちっぱなしで集中力も必要になり、自由にトイレにも行けない状況はしんどいです。
病棟で働く看護師と違って、一箇所に拘束されてしまうのでロングオペの時は辛いです。
看護技術が身につかない
オペ室では主に器械だしや外回りなどの業務がメインになるため、病棟で必要になる看護技術を経験する機会が少ないです。
膀胱留置カテーテルの挿入などは行いますが、採血やルート確保、バイタルサイン測定などはあまり実施しないので身につかないことが挙げられます。
看護技術が身につかないので、看護師としてのキャリアを考えたときに、病棟を経験してからオペ室にこれば良かったと後悔することもあります。
手洗いで手が荒れる
オペナースの中にも手荒れで悩む人も多いですが、手洗いの時の消毒液などで手荒れが起こりやすい環境でもあります。
担当する手術によっては1日に数回ほど手洗いを行いガウンに着替えることもあるので、手荒れが治らないことも。
病棟でも手洗いをしますが、オペ室では手洗い後にハンドクリームなどを塗ることも出来ないので、手荒れに悩むたびに手術室じゃなかったら…と思うこともあります。
オペ室以外に興味を持っている看護師も多い
オペ室で働く看護師の中には、オペ室以外に興味を持っている人も多く、看護技術を身に付けたいと病棟デビューする人も少なくありません。
特に、手術室希望ではない人の多くは、手術室を経験した後に違う部署への異動や転職をする人が多いです。
手術室から病棟などの違う分野への異動や転職は不安もありますが、今よりも給料アップやスキルアップを考えている人も少なくありません。
給料アップやスキルアップするためには?
手術室は日勤のみのところも多く、夜勤手当がつかないので給料は低い傾向があります。
手術室で給料アップを狙うのであれば、基本給や手当が充実している病院を選ぶことが大切になります。
また、病棟デビューしてスキルアップをしたいと考えている人も異動よりも転職することで、転職先が経験を考慮して給料交渉に応じてもらえることも多いです。
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