手術室で看護師として働いている人の中には、看護師の仕事の責任の重さに耐えられないと感じている人もいるのではないでしょうか?
看護師は患者さんの命に携わっているため、責任が重い仕事が多いです。
特に手術室では、看護師のミスや勘違いなどが患者さんに直結してしまうため、責任が重い部署でもあります。
今回は、責任の重い手術室のプレッシャーと辞めたい理由についてお伝えします。
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看護師は責任が重い仕事
看護師は患者さんの命に携わる業務が多いので、一般的な仕事よりも責任が重い仕事です。
採血や点滴などはミスをすると命に関わるものばかりであり、国家資格を持った看護師だからこそできる仕事です。
看護師が責任の重い仕事と分かっていても、実際に働き出してから予想以上の重さを感じた人もいると思います。
責任の重さに耐えられないと感じる看護師も多い
看護師は責任の重い仕事と分かっていても、自分の行動やミスが患者さんに影響してしまうと考えると、怖い気持ちもありますよね。
現場では、責任の重さに耐えられないと感じる看護師も少なくありません。
適度なプレッシャーは刺激になりますが、プレッシャーを受けすぎて体調面でも影響してしまうこともあります。
手が震えてしまったり、頭痛や吐き気などの体調不良を訴える人もいます。
手術室のプレッシャーを感じる場面
手術室は病棟と違った場面でプレッシャーを感じることがあります。
手術室でプレッシャーを感じる場面を見ていきましょう。
手術器械の取り扱い
手術で扱う器械には、ペアンやコッヘルなどのように似たようなものが多いので、渡した後に合っているかと不安になることもあります。
しっかり確認していても不安になってしまう人も多いです。
ガーゼや針のカウントが合わなかった時
手術室で一番怖いインシデントは、患者さんの体内に物品などが残留していることです。
閉創前には必ずガーゼカウントを行いますが、カウントが合わない時もあります。
カウントミスがあるときは手術を止めて再度カウントしますが、「患者さんの体内に入っているんじゃないか?」と不安がよぎります。
カウントが合えば問題ないですが、手術のカウントのたびにプレッシャーを感じてしまいます。
慣れない手術を担当した時
慣れない手術を担当した時は、術式や流れが理解できておらず自信が持てないですよね。
「失敗したらどうしよう」「ミスが怖い」などのネガティブな不安が襲ってくる人も多いと思います。
責任が重いからこそ、慣れない手術や不安を抱えながら仕事をすることが辛くなってしまいます。
このように手術室では様々な場面で、プレッシャーを感じることがあります。
責任の重さから解放される日はこない
仕事の中で感じる責任の重さやプレッシャーは、いつになったら解放されるのだろう?と思った人もいるかもしれません。
仕事に慣れてもプレッシャーは変わらない
手術室で長く働くことで、仕事に慣れて自信が持てない場面は少なくなりますが、プレッシャー自体は変わりません。
手術室で働いている限り、手術室の責任の重さとプレッシャーは続きます。
でも、プレッシャーの重さは働く場所によって変える事ができます。
「看護師の責任が重い」は辞めたい理由になる?
看護師の仕事の責任が重いから辞めたいと思っている人は多いですが、辞めたい理由になるのか?と思っている人もいると思います。
「責任が重いから辞める=逃げている」と考える人もいますが、そうとは限りません。
責任の重さに耐えられないと感じている時点で、自分に合った職場ではない事が考えられます。
自分に合った職場を探すことも方法
手術室は責任が重い部署ですが、手術室によっては簡単な手術しかしない職場もあります。
大きなロングオペなどを行う職場が合わないと感じたら、手術室を選んで自分に合った職場を見つける事も方法です。
看護師の仕事の責任の重さは変わりませんが、責任やプレッシャーの感じ方は変わります。
プレッシャーが少ない職場もある
手術室は常にプレッシャーが強い職場ですが、プレッシャーが少ない職場もあります。
手術室によっては予定手術しかしない職場や、短時間で終わるオペが多いところもあります。
自分に合った職場を見つけるために
看護師は責任の重い仕事であり、一般的な仕事よりもプレッシャーや責任が大きいです。
手術室も責任が重いので、耐えられないと感じている新人ナースもいると思います。
責任の重さに耐えられないと思ったら、我慢するのではなく環境を変える事も選択肢の一つです。